先日、日本のプロ野球は明治神宮で戦力外トライアウトを開催しました。今年は56名の選手が戦力外通知を受けました。特に今回は日本の野球レジェンド新庄剛志が参加したので、往年よりも注目されています。今回の戦力会トライアウトでは高校のチームチームメーイトだった田川賢吾選手と同校の後輩日隈ジュリアスも参加しました。
田川賢吾選手は、第3順位でヤクルトに入団し、7年目をかけて今シーズンで一軍初勝利をあげました。今回の戦力外トライアウトでは、148KMを出して、まだまだ一軍で戦える能力を示しました。
日隈ジュリアスは、高校卒業後は、4順位で同じくヤクルトに入団しました。しかし、怪我に悩まされ、Tommy Johnの手術をしましたが、今季で戦力外となりました。今回の戦力外トライアウトで新庄剛志にヒットを許した唯一の投手でした。
毎年のこの時期で国内や海外問わず、先輩や後輩が戦力外になったニュースを見るたび、複雑な気持ちになり、彼たちに何かできることがないかを考えています。適者生存ということは昔からありますが、早めに野球以外の能力を備えればより良いキャリアを構築することができると思います。これからも戦力外となった選手のより良いキャリア開発ができるように引き続き貢献して行きたいと考えております。
日本プロ野球戰力外トライアウト 2020.12.18
高知中央高校の曾くんは、東都リーグ一部の立正大学に合格しました。東都リーグは、戦国と呼ばれており、曾くんは2000以降初となる東都リーグ一部の大学に合格した台湾選手です。
曾くんは台湾の小学校と中学校時代はスター選手ですが、日本の高校に来てから人生初めての異文化衝撃や言語と野球のレベルに大きな挫折を経験しました。負けず嫌いな曾くんは日々監督と二人三脚で守備と打撃を強化しました。やっと2年生の春から開花して、チームのレギュラーの座を勝ち取り、チームの高知県優勝と四国大会進出に貢献しました。3年間努力して来た結果、東都リーグ一部の立正大学からスポーツ推薦をもらいました。
立正大学は、今年の日本のU18の代表奈良間大己選手など甲子園の強豪校の選手が多く揃っている日本を代表するような大学です。これから厳しい環境で頑張る曾くん本人は、「立正大学は日本で最も競争が激しい環境ですが、プロ野球選手になるこの目標に向けて一生懸命頑張ります」と意気込みを見せました。これからの活躍を楽しみしておりますので、皆さんも是非曾くんを引き続き応援してください。
東都大学野球リーグを挑戦する男 2020.12.11
遊学館高校は、先日の三連休を利用し沖縄に遠征しました。陳くんは三日間の試合ともヒットを打ちました。高くんは、Aチームで三日間4回失点の活躍を見せました。江くん初日Cチームに配属されましたが、それでも初日で4打数3安打の活躍を見せていただきました。
初日の活躍で翌日はAチームに昇格し、三日目の午前は沖縄尚学、午後は興南高校の甲子園常連校に対して、2試合合計4回投げて1自責点と4打数2安打の活躍でした。
遠征の感想にかんして、陳くんは「試合を通じて自分の課題をさらに見つけることができました。今回は特に守備の第一歩のスタートが遅いということを気づきましたので、この冬で修正して行きます。」高くんは「昔より投げる時の自信が徐々に付いてきました、この冬トレーニングを積んで行きたいです」今回大活躍を見せた江くんは「初めてチームに貢献して、監督と拍手しましたので、これより嬉しいことはないです、もっとやれることがたくさんあるので、この冬を通じてさらに成長したいです」
今回遊学館高校は秋季大会にてベスト8で敗退しましたが、今回の沖縄遠征で数々の甲子園常連校を勝ったことで来年の夏で甲子園に行けるような可能性が十分にあると思います。台湾の選手たちも今回の遠征で自信が付いてきましたので、この冬を乗り越えてさらなる活躍を楽しみしております。
遊学館高校沖縄遠征で甲子園常連校に連勝 2020.12.04
先日、高知県高校野球学校対抗戦が行われました。その様子と選手たちの感想をご紹介いたします。
1年生の潘くんは、先発を任せられ、3回1失点。高くんは、1塁を守り、4打数1安打でした。2年生の胡くんは、1番サードで出場し、5打数2安打。王くんは、3番センターで、3打数1安打でした。
出場した4人の感想です。潘くんは、「久々の実戦なので、緊張していました。試合を通じて自分の制球力に課題があると気付きましたので、これから課題を向けて取り組んでいきます」。高くんは、「チャンスを掴めず1安打しか打てなかったので、悔しいです。日本の試合のスピード感と練習の強度は一刻も早く慣れて行くことが今後の目標です。」2年生の胡くんは、「2安打打ちましたが、これから冬の強化期でしっかり体を作り、来年で先発のメンバーを勝ち取ります」。王くん、「相手の甘い球を確実に仕留めることができなかったので、次は必ず打ち返します。」と4人とも試合を通じて多くの収穫を得たようです。
これから試合のない冬の強化期を活用して、体力と日本語能力を伸ばしていきましょう。来年の活躍を楽しみしています。
高知県学校対抗戦開幕 2020.11.27
台湾初の日本高校女子野球選手黃晴さんは、日本に来て間も無く日本高校での初登板を果たしました。
14日間の自主管理期間を経て11月1日から日本の学校生活が始まりました。その週末は、西日本女子野球大会が開催され、黃さんは早速メンバーに選ばれました。大会2試合目で先発に任され、5回2失点の活躍でチームの勝利に貢献しました。
黄さんは、「投球の感覚が良かったので、スピートやコントロールが好調です。しかし、体力の面ではまだまだ不足しているので、5回から疲れが出て相手に失点を許してしまいました」。
「日本に来て間も無くですので、全てのことが勉強だと思い、これからも全力で取り組んで行きたいと思います」と試合と日本生活の感想を話していただきました。これから冬の強化期が訪れるので、自分の課題である体力が改善できるように、これからの活躍を楽しみしております。
台湾初の女子野球選手が初勝利しました 2020.11.20