日本プロ野球の西武ライオンズで活躍している_念庭選手は、日本に留学している台湾の高校球児の活躍にも関心を持っていただいています。_選手は今年も、私たちを通じて自分の野球道具やトレーニングウェアーなどを彼らに寄付てくれました。自身がシースン中に使用していた内野のグローブも高知中央高校と遊学館高校の一年内野手に贈っていただきました。この道具を使ってもっと上達してもらいたいというメッセージも込められています。この場を借りて_念庭選手に感謝を申し上げます。そして怪我なく、一軍での活躍を楽しみしています。
内野のグローブをもらった2名の選手は私たちに、「このグローブがあれば、練習や試合ではもうエラーをしなくなりますね」と言っていたことから、彼らの本当に嬉しい気持ちがが伝わってきました。
台湾選手の目標 2019.09.06
岡山県の興譲館高校に留学する3名の選手が台湾から出発し日本に到着しました。初日はこれからの寮生活で必要なものを買いに行きました。そして選手たちが一番気になるスポーツ用品店にも行きました。2日目は正式に入寮し、保護者と一緒に学校の環境や野球部の練習を見学しました。その後は日本人のチームメイトと一緒にもう少しの生活用品を買い足しに行きました。
興譲館高校では初めて台湾の選手を受け入れます。3名の選手はここで野球だけではなく、勉強や生活など日本の学習・文化全般において学んでいただき、日本に留学したい後輩の模範になるように、頑張ってもらいたいです。
追夢工程・遊学館高校へ進学の台湾選手の東京見学 2019.08.30
第一回追夢工程プログラムで選出された3名の台湾選手は、日本のお盆休み期間を利用して石川県から上京しました。
初日の夜は西武ドームでプロ野球を観戦しました。この日は台湾のプロ野球チームとの交流イベントも開催され、球場の隅々まで台湾らしい雰囲気が漂っていました。政逸くんと石佑くんは初めての日本プロ野球観戦ですので、ファンの数や応援の仕方、そして試合前の選手の準備やパフォーマンスなどに大きな刺激を受けたようです。
政逸くんに「何万人といるファンの前で野球をすることを想像すると緊張しませんか」と質問してみると、彼は「慣れているので、大丈夫です」と自信満々に答えましたが、翌日は「やはり足が震えるかな」と言っていました。プロ野球を観てもらったのは、プロの厳しさを知り、またプロ野球選手になるために求められる能力を自分の目でみて考えてもらうためでした。
3名の選手は日本にきてまだ2ヶ月未満ですが、物事も考える力も成長したと感じました。これからも日本留学という貴重な機会を存分に活用して、頑張ってもらいたいと思います。
追夢工程・遊学館高校へ進学の台湾選手の東京見学 2019.08.23
先日、早稲田大学野球部では高校生のために練習体験会が開催されました。同野球部のスポーツ推薦枠は1学年に2?4名です。その他の選手以外でこの野球部に入りたければ、一般受験で合格しなければなりません。体験会終了後に監督が選手・保護者に伝えたことは「野球部に入るのは歓迎しますが、まずは勉強して入学試験での合格を目指してください」ということでした。
毎年早稲田大学の選手も日本のプロ野球ドラフトで選ばれます。順位も上位を占めます。またプロ野球選手にならなくとも日本のトップクラスの企業に就職します。当時は練習体験と言いますが、準備から終了までグランドで歩く選手一人もいなかったことは印象的でした。また、大学関係者から「早稲田大学時代の鳥谷選手(現阪神タイガーズ)は毎日夜中の2時まで自習トレーニングを行った」との話も伺いました。成功する者は偶然でははいということを改めて感じました。
文武両道の野球選手になっていただくことはわれわれのミッションであり、東京六大学リーグに入れるような選手を育てられるようにこれからも事業を進めてゆきます。
早稲田大学野球部練習体験見学 2019.08.16
三年前は多くの方々のおかげで、第一号の台湾選手を日本の高校に留学させることができました、陳家誠さんです。初日から先輩たちの練習を手伝ったり、練習後もチームメイトとコミュニケーションをとったりしました。その取り組み姿勢があったからこそ、高知中央高校は継続的に台湾生徒に留学の機会を提供していると考えます。彼は最終的に球場でチームに貢献することができませんでしたが、球場以外で学んだことも将来の社会で活躍するための土台となったかと思います。現在、彼は日本の大学で勉強することを決め、今は受験勉強しています。その彼のインタビューをご紹介します。
3年間で学んだことは?
野球もちろん、日本語や日本人との付き合い方、また金銭管理や時間管理などについて学ぶことができました。
一番辛かったこと・どうやって克服をしたか?
最初は言葉がわからないので、日本人と意思疎通ができなかったことが一番辛かったことです。これを解決するために日本語を猛勉強しました。その結果徐々に日本人とコミュニケーション取ることができるようになり、現在は多くの仲間ができました。
途中で帰国することを考えましたか?
一度も考えていなかったです。私は勉強しに日本に来たので、良いこともそうでないこともすべて勉強につながると考えていたからです。
最後の夏大会についてはどう思いましたか?
メンバーに選ばれなかったことは悔しいと思いましたが、チームが勝つためにどうすれば良いかを常に考えました。応援でも一生懸命チームに貢献したいと考えていました。
将来についてどう考えていますか?
現在は日本の大学に進学するために準備をしています。将来は国際交流ができるような仕事に携わりたいと考えています。また、Ace Programの先輩たちと一緒に仕事もできればと思います。
後輩に一言
日本に来ることすべてが良いこととは限りません。ただし日本で学ぶ気持ちがあれば、野球や生活経験において様々なことが勉強できます。特に日本語力は非常に重要です。三年間の時間を活用し、社会で活躍できる最低限の能力を身につけてほしいです。
来日第一号選手が引退しました 2019.08.09