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イチロー選手のトレーニング



今年の3月に日本人メジャーリーガー・鈴木一郎選手が引退しました。日本のプロ野球選手の平均在籍年数は9年間です。鈴木選手が28年間、日米で現役を続けたというのは非常に珍しいことです。この間怪我が原因で故障者リストに入ったのは2009年の1回のみです。この怪我をしない身体を作ったのは「初動負荷トレーニング」であることをと本人が話しておられました。
初動負荷トレーニングは小山裕史さんが1994年に提出した「初動負荷理論」をスポーツのトレーニングに応用したものです。反射機能の促進、神経筋制御の向上などが特徴です。また専用のマシンを使い筋力の柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上などを得、機能的純粋パワーを求める数多くのトップアスリートに活用されています。
今まで指導者の経験論や感覚論と異なり、科学的トレーニングは、トレーニングする理由、方法や予測される効果まで、論理的に説明することができます。こういった科学的なトレーニングは台湾において、まだまだ勉強する余地があると思われます。今年度はプロ野球だけではなく、野球以外の競技の自主トレーニングも企画していますので、皆さんのご参加お楽しみしています。

イチロー選手のトレーニング 2019.06.28




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成功する覚悟



先日、ZOZOマリンスタジアムを訪れ、千葉ロッテ対横浜DeNAの試合を観戦しました。試合前の練習も見学し、その際は日本代表の四番を務める筒香嘉智選手の打撃練習も見ることができました。打撃練習の前にスイングの軌道とボールを捉える位置を慎重に確認してから練習に入ったところと、逆方向に打つ意識を持って練習を臨んでいることが印象的でした。プロ野球選手になってもみな基本をひたすら繰り返していることや、外国人選手の打球速度や弾道を見て、日本でプロ野球選手になる難しさと厳しさをよく実感しました。
「甲子園にいきたい」、「プロ野球選手になりたい」とよく学生選手から聞きますが、それに相当する努力をしていますか?間も無く台湾のプロ野球のドラフトが開催されます。今年も多くの先輩や後輩が参加し、プロ野球選手になる夢を叶ってほしいと願うと同時に、本気でプロ野球選手になりたいと思ったら、今まで以上に取り組んでもらいたいと思います。一緒に頑張って行きましょう。そして、今回観戦した試合は提携校である遊学館高校の卒業生が出場しました。彼の活躍も祈念しています。

成功する覚悟 2019.06.21




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高校第3号本塁打



夏の大会に備えて日本の高校は多くの練習試合を行い、チームの調子を上げ・整えています。台湾からの多くの留学生が在籍する高知中央高校は先週、愛媛県の強豪校である済美高校と寒川高校の2校と練習試合を行いました。台湾から留学している曾くんと王くんはAチームに帯同され出場しました。彼らの様子をみなさんにお届けします。
曾くんは一番バッターとして出場し、高校通算第3号となる先頭打者ホームランを放ちました。また中継投手としても登板し、念願のマウンドに上がりました。そして王くんは試合の後半にランナー1・2塁の場面で代打として出場しましたが、残念ながらヒットは出ませんでした。遠征に帯同されてなかった選手たちは学校で紅白戦を行いましたが、投手の陽くん・林くん・陳くんたちは紅白戦で無失点の活躍を見せました。
選手のみなさんは目標意識を持って過ごしていただきたいといつも伝えています。チャンスは準備できている人に訪れます。夏の大会で活躍するためにも、これからも目標意識を持ってやっていきましょう。

高校第3号本塁打 2019.06.14




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プロ野球選手の経験から



昨シーズンにベストナインを獲得した統一ライオンズの_桀睿選手は、昨シーズン末のダイビングキャッチで右肩を負傷し手術をしました。その後先日、日本の鳥取県にあるワールドウイングにてリハビリをしました。我々は同行通訳として現地でのサポートをさせていただきました。その際に彼は自分の経験を踏まえ、学生アスリートに下記の3点をアドバイスとして話してくれました。
ひとつ目は「感謝する気持ち」です。大学卒業後はプロのみならず社会人チームからも声がかかりませんでした。しかし彼は諦めずに自主練習を重ね、最終的にU23と2017年ユニバーシアードの台湾代表に選ばれるようになりました。「選手として野球ができない経験があったから、今は野球できることに感謝し、一生懸命取り組んでいる」とのことでした。
二つ目は「自分に責任を持つこと」です。今回の怪我の経験でいつも野球ができなくなる可能性があると実感しました。そのため更にプロ野球選手としてあるべき取り組みをし、いつ野球ができなくなっても、後悔のないように日々取り組まないといけないと感じているとのことでした。 三つ目は「勉強の大切さ」です。幅広い知識を得ることで、物事の見方がより広くなるからと。それによりパフォーマンスの向上にも繋がれるからと話していました。
我々は彼の話から、自分に対する責任を果たし、感謝の気持ちを持ちながら勉強し続けることはプロで成功する重要な要素だと感じました。努力すれば必ず報われることは限らない。しかし、努力しなければ必ず報われない。これからプロ野球選手を目指す選手は_桀睿選手の精神も習い、さらに努力してもらいたいと思います。最後は_桀睿選手が今回のトレーニングを通して、今後さらなる活躍を楽しみしています。

プロ野球選手の経験から 2019.06.07




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高知県高等学校体育大会



先日、夏の大会のシード権に関係する重要な高知県高等学校体育大会が行われました。2年生の曾くんは背番号4番としてメンバーに選ばれ出場しました。準々決勝の試合では一番セカンドで出場し、第一打席はライト前のヒットを。その後は大きなあたりでしたが、残念ながらヒットにはなりませんでした。9回の打席では送りバントに成功し、二塁ランナーを三塁へ、次のバッターが犠牲フライを打ち同点につながりました。その後チームは延長戦の10回裏でサヨナラパスボールで勝利を収めました。彼は守備で一つミスをしてしまいましたが、いくつかファインプレーもありました。
翌日の準決勝は高知県の覇者・明徳義塾高校との対戦でした。初回は曾くんがヒットで出塁し、そのチャンスを掴み先制点を取りました。曾くんはこの試合で1安打と犠牲フライで1打点、また守備では2度のファインプレイでチームに貢献しました。特に2回裏では2アウトランナー三塁の状況でヒット性の打球をスラティングキャッチで、チームをピンチから救いました。しかし、最終的に残念でしたが5:10で敗れました。対戦相手は決勝戦で、11:1で高知商業高校にコールド勝ちをして優勝をしました。今大会で明徳義塾高校と9回まで対抗できたのは高知中央高校のみでした。夏の大会まで残り一ヶ月半ですが、今回の試合を通してさらに成長し、夏の大会での活躍を楽しみしています。

高知県高等学校体育大会 2019.05.31

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