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奨学金

ACE Athlete Career Education


奨学金制度について


我々のミッションは、台湾のアスリートがより良いキャリアを歩めるように支援することです。今までは、9年間で52名の台湾の中学アスリート(男子野球、女子野球、女子バスケットボール)選手を、日本の高校への留学支援をしてきました。その中、甲子園出場選手は1名、NPB選手は1名、CPBL選手を3名輩出してきました。ただし、その思いは、甲子園といった全国大会への出場、プロスポーツ選手を目指すことではなく、日本の高校に進学することで、競技スキルの向上はもちろん、日本語や日本文化を学び、より視野を広げ、セカンドキャリアでも社会で活躍できるアスリートを育成するためです。

しかし、諸事情により、日本で挑戦したい選手は、全員日本にいけるわけではありません。ただし、せめて経済的な理由で、断念せざるを得ない本当に日本の高校に進学し、自分の人生を変えたいと思っている後輩たちを、見たくないです。そのため、同じような思いを持っている企業様からのご支援を賜りたいと思っています。


ACE Fund 設立の背景


現在台湾の中では、スポーツクラスの問題が取り上げられています。もちろん、台湾のスポーツ界をより良い環境にしていくためには、様々な視点や、方法はあるかと存じます。我々が着目しているのは、「人材育成」です。スポーツに関わる、選手自身、その保護者や家族、指導者、メディアなど全てがさらに日々精進し、当たり前の基準を上げていかなければ、なかなか改革は起こせないではないでしょうか。

そのため、まず同じような問題意識、同じような思いを持っている人材を育っていかなければいけません。日本が良い、台湾が悪いというお話ではありません。しかし、比較的に距離や文化も近い日本から良いところを学べるところはたくさんあるはずです。

そして、かえて彼らが学んだことを台湾に持ち帰り、選手として、指導者として、トレーナーとして、メディアとして、球団フロントとして、様々な役割で、少しずつ、じわじわと台湾のスポーツ界を良い方向に導いてもらえると信じています。共に、「ACE Fund」にご協力いただき、社会で活躍できるアスリートを育っていきましょう。

ACE background

ACE Fund 支援対象者


※ 全員が全員、日本の高校に進学した方が良いというわけではありません。きちんと判断し、可能性及び、適合性のあるアスリートのみ支援いたします。
※ 対象者としては、下記の通りです。

1.台湾の中学を卒業し、日本の高校に進学したいアスリート
2.日本の高校を卒業し、日本の大学で勉強したいアスリート
3.その他、支援が必要と判断されるアスリート

注意点:彼らは、必ず甲子園に出場できる、プロ野球選手になれるというわけではないです。途中で投げ出してしまうこともあります。ただし、自分の人生を変えたい、海外に行って挑戦したいという若者に対しては、我々はその可能性を信じて、支援をしていきたいです。かえて、彼らは同じように、支援者となって、より多くの若者を応援するようになるでしょう。

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ACE Fund 提携学校


School Introduction

ACE Fund 支援内容


  • 来日前の日本語教育支援
  • 日本進学に必要な費用支援
  • アスリート教育に関する支援
  • その他、台湾アスリートの育成に必要な支援

ACE Fund選手事例


茨城県明秀日立高校 → 国士舘大学 洪雋熙
小学の時は、台湾全国ソフトボール遠投の台湾優勝。中学では、槍投げと野球の二刀流をやってきましたが、中学1年生の時から監督に、こいつはバケモノだと言われていました。彼は、元々日本の高校に進学したいという強い志を持っていましたので、中学1年生の時から日本語の勉強を始め、真面目な性格で、将来はもちろんプロ野球選手を目指していますが、その上日本語もきちんと勉強をし、家計を支えていきたいとの強い思いで、留学奨学金の支給を判断しました。
コロナウイルスの影響で、1年間ほど遅れて来日しましたが、その間も腐らずに一生懸命日本語の勉強や、野球の練習を取り組んできました。来日当初は、日本の高校のレベルの高さに驚かされていましたが、コツコツと努力をし、最後の夏の大会ではチームの3番を座り、2ホームランの活躍をしました。現在は、引き続き戦国と呼ばれる東都リーグに在籍している国士舘大学に在籍し、近いうちに、リーグ戦で活躍を期待しましょう。※ 報道。
茨城県明秀日立高校 → NPB東北楽天ゴールデンイーグルス 陽柏翔
今は華やかなプロ野球選手となりましたが、中学当初は、誰もが将来を心配していたヤンチャ坊主でした。しかし、何度も彼のプレーを見て、また彼と実際にお話をして、彼の「見てもらいたい願望」「有り余った体力」を良い方向に導いてあげれば、必ず良い方向にいけるし、将来が楽しみでしょうがないと判断しました。
高校2年の夏の大会は、ベンチ入りを果たしても、決勝戦で一打勝ち越しできる機会で代打のチャンスをもらいましたが凡退してしまいました。優勝を果たしたものの、甲子園のベンチには入れませんでした。高校3年の夏も、ミスをしてしまい、号泣していました。その日の夜に、僕はこのまま台湾に戻ってはいけません。可能であれば、日本で挑戦してしたいと志しました。ぜひ今シーズンのご活躍をご注目ください。※ 報導。
高知県高知中央高校 → 台鋼ホークス 曾昱磬
今年のCPBL台鋼ホークスの注目新人ではありますが、我々が一番手に焼いた選手でもありました。小学当初から、才能を発揮し、全国にその名を知り渡っていました。しかし、彼の小学と中学の恩師から、「この子は、頼むから日本に連れて行ってくれ!」このまま台湾の高校に進学すると、彼は現状に満足してしまうからです。彼は、もっともっと上を目指せる力があるので、日本の高校に進学させ、野球選手としても、1人の人間としても成長してほしいという思いです。
高校時代は、あと一歩で甲子園へ出場できたが、現実は甘くないです。台湾に戻っても、まさかの指名漏れ。それでも日本で学んだことをいかし、気持ちを入れ替えて、大学の台湾代表や、U23の台湾代表として活躍していました。そして、ようやく2024年度のCPBLドラフトでは、台鋼ホークスに4位指名され、プロ野球選手となりました。※ 報導。
明秀日立高校 → 李玟勳
台湾の愛称は「學霸」で、意味は勉強界のトップということです。周りからは、何で野球何かやっているだろう?もっと勉強に時間を費やしたら、台湾の最難関高校や大学に進学できるような逸材です。小学5年生から、将来は日本の高校に進学するという目標を立ち、中学3年生の時点では、すでに日本語能力試験1級を合格しました。中学1年生の時は、学業に集中するために、一時期野球を辞めていたが、絶対勉強に疎かにしないと両親に直談判をし、再び自分の大好きな野球を復帰できました。
留学当初から、「甲子園出場」+「東京大学進学」という目標を掲げていましたが、現実は甘くなかったです。現在は、東京にある名門大学に通っていますが、「東京大学」の夢は、まだ諦めていないので、近いうち皆様に良い報告ができるように共に精進して参ります。※ 報道。
高知中央高校 → 平成国際大学 黃晴
台湾初の日本の高校に進学した女子野球留学生です。現在は、日本の女子野球の名門校平成国際大学にて勉学をしています。何と言っても、真面目です。1人だけ高知中央高校に進学をし、毎日日本語で野球ノートを提出しなければいけませんが、約1年間だけで、ノートびっしり書けるほどの日本語能力を身につけていました。
高校2年生の際は、所属していた高知中央高校は、女子野球選手権で決勝戦まで勝ち進めて、女子野球史上初甲子園球場で決勝戦が開催されていましたが、彼女は、大会前に自転車で転けてしまい、手術までしなければいけない大事故に逢い、ベンチ入りできませんでした。そんな皆様から愛されるキャラですが、台湾史上初の女子野球留学生として、これからも、台湾と日本の女子野球がより普及できるように、取り組んでもらいたいです。※ 報道。
沖縄県石川高校 → 洪語暄
台湾初の女子バスケットボールの留学生です。台湾で全国選手権4連覇中の民族実験中学の出身で、中学三年間は、台湾の全国選手権で3連覇を果たしていました。また中学3年生の時では、大会MVPまで受賞され、台湾のナンバー1プレーヤーと言っても過言ではないです。また、わずか15歳で、台湾のU16とU17の台湾代表にも選出されていました。
しかし、そんな彼女ですが、自分の人生を変えるために、日本の高校に進学したいという強い意志を示していました。バスケットボールはいつまでも続けられないですし、バスケットボールを通して、日本の高校に進学することができれば、将来はバスケットボール以外でも、日本語などをいかし、社会で活躍できるではないかと語っています。2025年4月の入学になりますので、ぜひ皆様、彼女の活躍を見守っていただければ幸いです。

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