台湾農業部の胡忠一政務次長は6月21日、日本茨城フラワーパークで開催された「台湾花祭」開幕式に出席し、台湾の花卉、マンゴー、豚肉など特色ある農産品を積極的にPRしました。本イベントは2025年5月31日(土)から6月29日(日)まで約1か月間開催され、台湾産のトルコギキョウ、オンシジウム、バンダなど多彩な花卉を展示しています。さらに、花束づくり体験や園内レストランでのマンゴースムージー、魯肉飯など台湾グルメの販売も行い、来場者は台湾農産品の魅力を間近で体感できます。

台湾花祭 会場のフードトラック

今回の「台湾花祭」は、茨城フラワーパークで5月から6月にかけて見頃を迎えるアジサイシーズンと連携し、大勢の来場者を集めています。イベントでは花卉展示、花束DIY体験、フラワーアレンジメント講座、台湾茶アロマスプレー作りなど多彩なプログラムを実施。さらに、マンゴースムージー、ソフトクリーム、台湾ソーセージ、肉団子、葱油餅(ネギパイ)など台湾グルメも販売されています。園内には台湾農産品の特設マーケットも設置され、来場者はさまざまな台湾の高品質農産品を味わい、購入することができ、五感で楽しむ没入型の展示イベントとなっています。

台湾花祭 台湾グルメ販売

胡次長は「日本の消費者の皆さまには長年、台湾農産品をご愛顧いただき感謝しています。現在、日本は台湾産果物の最大輸出先であり、花卉においては第2位の輸出市場です。今回のイベントでは、台湾の花卉と多彩な農産品を初めて同時に紹介し、日本のアウトドアイベントで一堂に披露することで、より多くの日本の皆さまに台湾農業の多様な魅力を知っていただきたい」と語りました。

台湾花祭 台湾グルメ販売 台湾花祭 台湾グルメ販売
台湾花祭 台湾ソーセージ 台湾花祭 台湾ソーセージ

台湾産豚肉のPRのため、会場では特設フードトラックを設置し、台湾ソーセージ、肉団子、葱抓餅などの料理を販売しました。香ばしい匂いに誘われ、多くの日本人来場者が立ち寄り、試食後は「とても美味しい!」と好評の声が寄せられました。今回の取り組みは、台湾豚肉製品の品質や美味しさを直接体験していただく機会となり、日本市場での認知度向上に大きく貢献しました。

台湾花祭フラッグ 台湾花祭フラッグ
台湾花祭会場周辺 台湾花祭会場周辺

農業部は今後も多角的なマーケティングを推進し、より多くの日本の消費者に台湾農産品の魅力を伝えていく方針です。例えば、日本の学校給食への台湾産果物の導入や、日本鉄道事業者とのコラボレーションによる台湾農産品のプロモーションなど、台湾農産品の販路拡大を積極的に進め、ブランド価値と国際競争力の向上を目指します。